サステナビリティサステナビリティの考え方

SDGsへの取り組み

日本ケミコングループは、SDGs(=持続可能な開発目標)の達成を通じて社会的課題の解決を目指します。日本ケミコングループがSDGsへの取り組みを推進するうえで重要としている視点は、アウトサイド・イン・アプローチという考え方です。すなわち、「いま、社会が何を望んでいるか」という企業外部の課題に基づき目標を設定する考え方です。このアウトサイド・イン・アプローチの活用により、社会的課題の解決だけではなく、それを起点としたビジネス機会の創出にも取り組んでいきます。

日本ケミコンのSDGsに関する取り組みの具体例

長寿命の製品を作って産業基盤を支えよう

日本ケミコンは従来品から製品寿命を2.5倍に高めたチップ形アルミ電解コンデンサを開発しました。独自構造により性能劣化が抑制され、125℃5000時間の保証を実現することができます。このように長寿命化した製品は、自動車に搭載される電子制御装置や5G向け通信基地局に用いられ、皆様の暮らしと技術革新のための産業基盤を支えていきます。

福祉分野で役立つ技術を開発しよう

第18回国際テクノロジー展において、日本ケミコンが展示した“おむつセンサ”がライフナノテクノロジー賞を受賞いたしました。おむつセンサとは日本ケミコン製品に用いられる材料を応用して、おむつの交換時期を無線で知らせるシステムです。このシステムでは電池を使わない技術を採用しており、煩わしい配線や充電などは不要です。また環境負荷が少ない材料を使用しているのでそのまま廃棄することができます。今後このおむつセンサが実用化されることによっておむつ交換が効率的に行われるようになり、介護者にとっても被介護者にとっても快適でストレスが軽減される仕組みを提供していきます。

災害時でも使える自動販売機を提供しよう

日本ケミコンの製品が組み込まれている「非常時ライフライン対応自動販売機」“エネレンジャー”は、災害などの非常時であっても活用ができる自動販売機です。災害で電気が使えない場合であっても、手動でハンドルを回すことによって、搭載された日本ケミコンの電気二重層キャパシタDLCAP™に蓄電し、飲料水を取り出したり携帯電話を充電したりすることができます。このようにライフラインが断絶された場面であっても災害に強いまちづくりに日本ケミコンの製品が貢献しています。