サステナビリティトップコミットメント

世の中に必要とされる製品
世の中に必要とされる会社
目指して

日本ケミコンはまもなく創業から90周年を迎えますが、当社の電子部品は長年人々の生活と世の中の技術革新を影ながら支え続けてまいりました。当社の製品や事業活動が広く社会に受け入れられてきたのは、材料から製品を開発する技術力の高さだけではなく、事業活動と社会の発展への寄与を両立させようとする当社の企業理念「環境と人にやさしい技術への貢献」がベースにあったからこそと考えます。

今、私たちが置かれている時代や環境をみてみれば、世界的なレベルでの感染症拡大や気候変動、国際情勢の変化、多様化し複雑化する価値観など、予測困難な課題が私たちの前に存在しています。そのような時代を乗り切るためには、自社の力だけではなく社会と手を取り合い、課題解決に取り組まなければなりません。世界で動き始めたSDGsなどは私たちが力を合わせて社会のために貢献できる代表的な枠組みと認識しております。社会に存在する困難を克服し、世の中を豊かにしようとする姿勢は、日本ケミコンが世の中に必要とされる会社であり続けるために不可欠な要素であると確信しております。

また、このような社会課題の解決に真摯に取り組むことは、当社の企業価値の向上に資するものでもあると考えております。たとえば、規制が一層厳しくなる中、当社が創業以来取り組んできた環境への取り組みは社外からも高く評価されており、いまや製品の大きな付加価値となっております。社会課題に内在した市場のニーズを事業戦略に組み込み、事業活動と社会の発展への寄与を両立することが重要と認識しております。

日本ケミコンは、以上の認識に基づき、事業活動全体を通じた社会課題の解決に努め、社会から信頼される企業を目指します。日々の活動の中で安全・品質・法令の遵守を徹底することはもちろん、社会の基盤を支えるイノベーションの提供、環境問題へのコミットメント、働きやすく新しい日常に則した人財マネジメント等によって、当社ステークホルダーの皆さまをはじめとする全ての方が豊かに暮らしていけるよう取り組んでまいります。当社の企業理念である「環境と人にやさしい技術への貢献」を実践することが、サステナビリティの基盤になると確信しております。

2021年4月1日
日本ケミコン株式会社
代表取締役社長 上山 典男