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アルミケースと各電極端子の電位差について

アルミケースと陰極端子は電解質(不安定な抵抗成分)を介しケースと接続されており、同電位となることがあります。
陽極端子は陽極箔表面に耐電圧の高い酸化被膜がある為、ケースと陽極端子間には電位差があります。

一部のICT(In Circuit Tester)においてこのアルミケースを電極として使用している例があるようですが、上記の通り不安定な接続であり導通の保証は無く、このような測定方法は推奨しておりません。
正常に判定できないことがあるのみならず、電流量によっては、コンデンサ自体に不具合が発生する可能性があります。

Aluminum Case Voltage
【図1】コンデンサケース内部構造と電解液の模式図
内部構造の等価回路および外装スリーブの絶縁性についてはFAQ記事をご覧ください。

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