アルミ電解コンデンサの温度急変(熱衝撃)性能について
アルミ電解コンデンサではJIS C5101-4により温度急変試験が規定されています。これは急激な温度変化を繰り返した場合の性能を判定する試験であり、「熱衝撃試験」や「温度サイクル試験」と呼ばれることもあります。
JIS C5101-4の試験条件は表1の通りです。
表1. 温度急変試験条件
段階 | 試験温度 | 時間[分] | サイクル数 |
---|---|---|---|
1 | カテゴリ下限温度±3℃ | 30 | 5 または 100 |
2 | 温度移行 | 5 | |
3 | カテゴリ上限温度±2℃ | 30 | |
4 | 温度移行 | 5 |
※基板自立形、ネジ端子形に関しては、段階1、3の時間は180分。
※導電性高分子アルミ電解コンデンサおよび導電性高分子ハイブリッドアルミ電解コンデンサに関しては、漏れ電流に疑義が生じる場合は電圧処理後測定する。
AEC-Q200における試験条件
AEC-Q200においてはTemperature Cycleとして表2に記載の試験条件が規定されています。
製品によっては試験データを提供できる場合がありますので別途お問い合わせください。
表2. AEC-Q200 Temperature Cycle試験条件
段階 | 試験温度 | 時間[分] | サイクル数 |
---|---|---|---|
1 | -40℃ | 15/30※ | 1000 |
2 | 温度移行 | 1 | |
3 | カテゴリ上限温度 (125℃は超えない) |
15/30※ | |
4 | 温度移行 | 1 |
※部品重量が28gを超える場合は、段階1、3の時間は30分。
※試験終了後24±4時間に測定。外装スリーブの状態は対象外。
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