アルミ電解コンデンサのサージ電圧規定について
サージ電圧とは、外的要因によって過渡的に発生する定格電圧を超えた異常電圧の事です。
アルミ電解コンデンサは一定量のサージ電圧に耐えられるように設計されていますが、規定を超えた電圧や長時間のサージ電圧印加は故障の原因となります。基本的に印加電圧は定格電圧を超えないようにしてください。
アルミ電解コンデンサは一定量のサージ電圧に耐えられるように設計されていますが、規定を超えた電圧や長時間のサージ電圧印加は故障の原因となります。基本的に印加電圧は定格電圧を超えないようにしてください。
日本産業規格(JIS)により定められているサージ電圧性能の試験条件は下記となります。
| 試験温度 | 15~35℃ |
|---|---|
| サイクル数 (充電-開放で1サイクル) |
1000回 |
| 充電 (サージ電圧) | 30秒 |
| 開放 | 5分30秒 |
| 保護抵抗 | RC=0.1±0.05sとなる抵抗値 |
サージ試験回路図
サージ電圧波形
サージ電圧は一般に定格電圧の1.1~1.15倍で規定されています。定義は以下の通りです。
| 電圧範囲 | サージ電圧 | 備考 |
|---|---|---|
| ≦315V | 定格電圧×1.15 | |
| >315V | 定格電圧×1.1 | 定格電圧500V以上は+50V |
※製品の開発時期により定義が異なるシリーズがあります。
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