電気二重層キャパシタの設計上のご注意
電気二重層キャパシタをご使用の際は、制御方法、フェールセーフ、および異常時の挙動を考慮した設計を施してください。
- 電気二重層キャパシタの温度及び周波数の変動による電気的な特性変化に注意してください。
- 同一システム内の電気二重層キャパシタ間の温度差が大きな状態で使用された場合、セル個々の特性変化が不均一になり、システムに不具合を起すことがあります。電気二重層キャパシタ間の温度差をおさえるような放熱設計をしてください。
- 充放電による発熱がある場合には、想定の負荷試験を行い、異常な温度上昇がなく、規定温度範囲内に納まることを確認してください。
- 電気二重層キャパシタを複数並列接続する場合は、電流バランスに注意してください。
- 電気二重層キャパシタを複数直列接続する場合は、電圧バランスに注意してください。
- 過電圧、過温度など定格外の使用で弁動作した場合、導電性電解液の蒸気が噴出するので異常時を考慮した設計にしてください。
- 温度や電圧異常時には、充放電を停止する等の安全設計をお願いします。また、定格を超えた電圧を連続して印加した場合は、発煙や発火に至る可能性があります。フェールセーフを考慮した設計をお願いします。
- 電気二重層キャパシタは内部抵抗を持っているため、充放電電流により内部発熱し、寿命に影響を与えます。大電流で連続した充放電をするような用途では内部抵抗の低い製品を選択し、製品温度がカテゴリ温度を超えないようにしてください。
- 急速充放電をする場合は、充電開始時、放電開始時に内部抵抗のための電圧ドロップ(IRドロップとも呼ぶ)が発生しますので、電圧変化分を考慮した設計をしてください。
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