アルミ電解コンデンサ 端子加工時の注意事項
端子加工について
実装時に端子加工を行う場合はリード線部を固定し、コンデンサ内部にストレスを与えないように行ってください。また、加工によっては表面メッキが剥がれたり、端子固定方法によっては端子に加圧痕が発生する場合がありますので注意ください。
なお素子側を固定しての端子加工は、コンデンサ内部にストレスが加わり、製品劣化(漏れ電流・ESRの増加など)につながる恐れがありますので避けてください。
コンデンサ製造工程で端子加工をおこなったフォーミング品の使用を推奨しています。
端子加工時の押さえ位置(推奨方法)
端子加工時の押さえ位置(非推奨方法)
導電性高分子コンデンサの端子加工について
導電性高分子アルミ固体電解コンデンサの端子はお客様の工程で加工することも可能ですが、コンデンサ本体への機械的ストレスについては、十分にご注意をお願いします。
導電性高分子タイプは、電解液タイプのコンデンサに比べて電極箔酸化被膜の自己修復作用が小さいため、端子加工時のストレスの影響を受けやすく、電極箔酸化被膜が損傷した場合には漏れ電流の増大やショート故障につながる可能性があります。
お客様の工程で実施した端子加工につきましては弊社で保証は致しかねますので、あらかじめご了承の程お願いいたします。
上記に当てはまらないご質問・お問い合わせは
下記からご連絡ください