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ASA-ML対応8MPカメラモジュールの開発進捗について ~2.5MPから8MPへの解像度ラインナップ拡充~

2026/11/04 RELEASE

日本ケミコン株式会社
2026年11月4日

 日本ケミコン株式会社は、2025年5月、車載向け高速伝送規格であるASA-ML(Automotive SerDes Alliance Motion Link)を採用したカメラモジュールの開発を発表しました。発表以降も開発を継続し、カメラモジュールとしての技術検証を進めています。

従来の3倍以上の高画質化に成功
 当社はこれまで、車載カメラ向けに約250万画素(2.5MP)のカメラモジュールを開発してきました。今回、その技術をさらに進化させ、従来の3倍以上の画素数を持つ約800万画素、4K相当(8MP)のASA-ML対応カメラモジュールを試作し、滑らかな映像(1秒間に30コマ)を遅れなくスムーズに送ることに成功しました。

 今回試作した8MPカメラモジュールには、Microchip Technology社製のASA-ML対応シリアライザ「VS775S-3」を採用しています。
試作仕様
 
項目 試作仕様
解像度 8MP(約800万画素) 3840(H)×2160(V)
外形(コネクタ含まず) W32 × D50 × H32 (mm)
出力インターフェイス ASA-ML
確認済みフレームレート 30fps
Field of View 105°(H)/ 56°(V)
シリアライザ Microchip Technology 社製 VS775S-3

 採用したイメージセンサは、30fpsを超えるフレームレートに対応しています。また、ASA-MLも、より高いフレームレートの映像伝送に対応できる能力を備えています。今後は、より高いフレームレートへの対応に向けて、カメラモジュールとしての技術検証を進めます。

 今回の試作ではASA-ML対応シリアライザを採用していますが、当社のカメラモジュールはASA-MLのみに限定したものではありません。お客様の要求仕様、システム構成および接続先機器に応じて、他の車載向け高速伝送技術に対応するシリアライザも採用できます。当社は他の高速伝送技術対応への対応能力を有しており、用途に適した伝送方式を同一形状で提案しています。
サンプル対応・量産対応
 今回試作したASA-ML対応8MPカメラモジュールは、量産化に向けた技術検証を進めています。展示会などにおける実演の日程および内容が決まり次第、当社ホームページで改めてお知らせします。

 日本ケミコンは、ASA-ML対応カメラモジュールの解像度ラインナップを2.5MPから8MPへ拡充するとともに、複数の車載向け高速伝送技術を活用し、お客様の要求仕様およびシステム構成に適したカメラモジュールの開発を推進してまいります。
生産拠点
 本カメラモジュールの量産時の生産は、車載品質に対応した国内生産拠点である、新潟県長岡市のケミコンデバイス株式会社 長岡工場(当社100%子会社)で行う予定です。
試作カメラモジュールの写真
8MP化の目的
 8MPへの高解像度化により、より細かな映像情報を取得できます。前方では遠方の標識や小さな対象物、後方では運転席から確認しにくい範囲を、より鮮明に確認できることが期待されます。30fpsで映像を伝送することで、車両前方および後方の状況確認を支援します。
SerDesサプライヤ紹介
 マイクロチップ・テクノロジー・ジャパン株式会社
 Microchip Technology Inc.は、1989年に設立され、米国アリゾナ州に本社を置く半導体ソリューションプロバイダです。同社は、本カメラモジュールに採用した「VS775S-3」を含むASA-ML対応SerDesソリューションを提供しています。