基板自立形アルミ電解コンデンサ「KHEシリーズ」 アップグレードにより約20％の高容量化を実現
2021/10/07
Press Release
日本ケミコン株式会社
2021年10月5日
2021年10月5日
基板自立形アルミ電解コンデンサ「KHEシリーズ」
アップグレードにより約20％の高容量化を実現
このたび日本ケミコンは、スイッチング電源や汎用インバータ等の小型化・薄型化に貢献する電源入力平滑用基板自立形アルミ電解コンデンサ「KHEシリーズ」のアップグレードを実現しました。
基板自立形アルミ電解コンデンサは、主にスイッチング電源等の平滑回路に使用され、特に近年では、クラウドサービスの拡大を受けてデータセンターで使われるサーバー向け需要が増加しているほか、ITや通信インフラに関連した市場の拡大が目立ちます。当社はこれらの電源機器の小型化、省スペース化の要求に応えるべく、2020年1月に超小形品の位置づけとなる「KHEシリーズ」をリリースいたしました。
しかし、市場における電源機器の小型化・省スペース化への要求はさらに強まっており、受動部品であるアルミ電解コンデンサの小形化は継続的な技術課題となっています。こういった背景から、当社では更なる小形化を目指し「KHEシリーズ」の性能をアップグレードするための開発を進めてまいりました。
「KHEシリーズ」アップグレード品の定格電圧とサイズ体系は従来同様、それぞれ400V～450V、⌀25.4×25L～⌀35×60Lmmとなります。また、静電容量範囲は210μF～1,500μFであり、従来品のKHEシリーズに対して体積当たり容量を最大で約20％高容量化することに成功しています。本開発にあたっては、従来のKHEシリーズの基本性能を維持しつつ、高容量化とさらなる信頼性の向上を図るために、各種新材料を採用し性能向上を実現しています。
《サンプル・量産対応》
「KHEシリーズ」アップグレード品は、2021年9月からサンプル対応、量産対応を開始しています。
《主な仕様》
基板自立形アルミ電解コンデンサは、主にスイッチング電源等の平滑回路に使用され、特に近年では、クラウドサービスの拡大を受けてデータセンターで使われるサーバー向け需要が増加しているほか、ITや通信インフラに関連した市場の拡大が目立ちます。当社はこれらの電源機器の小型化、省スペース化の要求に応えるべく、2020年1月に超小形品の位置づけとなる「KHEシリーズ」をリリースいたしました。
しかし、市場における電源機器の小型化・省スペース化への要求はさらに強まっており、受動部品であるアルミ電解コンデンサの小形化は継続的な技術課題となっています。こういった背景から、当社では更なる小形化を目指し「KHEシリーズ」の性能をアップグレードするための開発を進めてまいりました。
「KHEシリーズ」アップグレード品の定格電圧とサイズ体系は従来同様、それぞれ400V～450V、⌀25.4×25L～⌀35×60Lmmとなります。また、静電容量範囲は210μF～1,500μFであり、従来品のKHEシリーズに対して体積当たり容量を最大で約20％高容量化することに成功しています。本開発にあたっては、従来のKHEシリーズの基本性能を維持しつつ、高容量化とさらなる信頼性の向上を図るために、各種新材料を採用し性能向上を実現しています。
《サンプル・量産対応》
「KHEシリーズ」アップグレード品は、2021年9月からサンプル対応、量産対応を開始しています。
《主な仕様》
- カテゴリ温度範囲 : ‐40℃～＋105℃
- 定格電圧範囲 : 400Ｖ～450Ｖ
- 静電容量範囲 : 210μF～1,500μF
- 製品サイズ : ⌀25.4×25L～⌀35×60Lmm
- 耐久性 : 105℃ 2,000時間
- カテゴリ温度範囲 : ‐40℃～＋105℃
- 定格電圧範囲 : 400Ｖ～450Ｖ
- 静電容量範囲 : 210μF～1,500μF
- 製品サイズ : ⌀25.4×25L～⌀35×60Lmm
- 耐久性 : 105℃ 2,000時間
