生産品目

高萩工場は 1966 年の創業以来、アルミ電解コンデンサ用のアルミニウム電極箔の生産をしています。
アルミニウム電極箔の生産工程の中でも、アルミ箔の表面を加工して表面積を拡大するエッチング処理に特化しており、世界最高水準の表面積拡大倍率を実現し続けています。
高萩工場で生産したアルミニウム電極箔はアルミ電解コンデンサに使用され、そのアルミ電解コンデンサは生活に欠かすことのできない家電製品やデジタル機器、自動車などさまざまな場面で使用されています。
新潟工場と協調して生産することで生産能力の融通や安定供給を可能にし、グローバルに広がるお客様への製品供給責任に応えています。

エッチングについて

高萩工場が担当するエッチング工程は、表面が平らなアルミ箔を化学薬品と特殊な波形の電流で溶解し、凹凸を形成することで表面積を大きくします。
この工程はアルミニウム電極箔の最も要の技術です。
日本ケミコングループではアルミニウム電極箔の生産を日本国内のみに留めることで、加工技術をブラックボックス化し、高い競争力を維持しています。

電荷(電気)を蓄える役割を持つコンデンサは、蓄えることのできる電気の量(静電容量)をいかに増やすかが重要な性能です。
特にアルミ電解コンデンサは各種のコンデンサの中でも静電容量の大きさをいかした性能が期待されています。
アルミ電解コンデンサの場合、アルミニウム電極箔の表面積が静電容量に大きく関係しています。
例えば、コンピュータの CPU/GPU 周辺に使用される低電圧アルミニウム電極箔の場合、エッチング処理前と比較して静電容量を数百倍に増大させることが可能です。
新技術の開発に追随して高萩工場の生産設備も世代交代を続け、最新の技術で生産したアルミニウム電極箔を世界へ輸出しています。

表面処理技術について

エッチングについて

  1. Home
  2. 生産品目