河川放流水 水質調査公開データを更新しました
2024/05/08
高萩工場では地域や生物との共生を目指し、工場近隣を流れる花貫川の水質調査を実施しています。
花貫川は茨城県の紅葉名所である花貫渓谷を流れる清流であり、鮭が遡上することでも知られています。
弊社では中和処理し浄化した工場排水を花貫川に放流しています。
放流口下流の花貫橋で定期的な水質監視を実施して分析データを公開しています。
▲ 河川水採取の様子
生活環境保全に係る河川環境基準値(河川) 3ヵ月毎測定
生活環境保全に係る河川環境基準値(河川) 6ヵ月毎測定
生活環境保全に係る水生生物の生育状況の適応項目(河川) 6ヵ月毎測定
各測定項目について
各測定項目の基準につきましては環境省のページをご覧ください。
測定項目 | 説明 |
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pH (水素イオン濃度) |
根本的な性質である酸性、中性、アルカリ性を示す指標がpHです。
pH7が中性 と呼び、川の水のpHは通常7前後で、多くの場合、pH6.5~8.5の範囲内です。 |
BOD (生物化学的酸素要求量) |
生物化学的酸素要求量で生物が水中にある有機物を分解するのに必要とする酸素の量(mg/L)。 この値が大きいほど、水の汚れの度合いがひどいことになります。 |
SS (浮遊物質量) |
水中に懸濁している不溶解性物質で普通の河川では、SSは数十mg/L程度です。汚染のない河川のSS値は、一般的に25mg/L以下になります。 |
DO (溶存酸素量) |
水中に含まれる酸素の量を示します。水中の酸素は、水生生物の生活には不可欠なもので対象は、河川、湖沼、海域。基準値は、類型により異なり、2~7.5mg/L以上と定められています。 |
大腸菌数 | 大腸菌を培養し、発育したコロニー数を数えることで算出され、水のふん便汚染の指標として使われる数値です。 低い値ほどふん便の汚染は少ないことになります。 |
全亜鉛 | 亜鉛化合物の総量で、水生生物の保全に係る基準項目です。 亜鉛の主な排出源は、工場・事業場排水の他、し尿や生活雑排水にも含まれています。 |
ノニルフェノール | 水生生物の保全に係る基準項目です。発生源は主に界面活性剤です。 |
直鎖アルキルベンゼン スルホン酸及びその塩 |
水生生物の保全に係る基準項目です。発生源は主に洗濯用洗剤です。 |