生産品目

ケミコン東日本マテリアルは喜多方工場と岩手和賀工場でアルミ電解コンデンサ用アルミニウム電極箔の生産をしています。アルミニウム電極箔の生産工程の中でも化成と呼ばれる、アルミニウム電極箔の表面に皮膜(誘電体)を作る工程を担当しています。
化成は多くの電力を使用する工程です。喜多方工場、岩手和賀工場で導入している最先端の省エネルギー生産方式(プロセス)を導入することで地球環境保全や価格安定化などに寄与しています。
ケミコン東日本マテリアルで生産したアルミニウム電極箔はアルミ電解コンデンサに使用され、そのアルミ電解コンデンサは生活に欠かすことのできない家電製品やデジタル機器、自動車などさまざまな場面で使用されています。

化成について

日本ケミコン株式会社高萩・新潟工場がエッチング加工(表面積を拡大する加工)したアルミニウム電極箔をケミコン東日本マテリアルで引き継ぎ、化成を行います。
化成とはアルミニウム電極箔の表面に酸化アルミニウムでできた皮膜(誘電体)を形成して、所定の電圧に耐えられるように加工する工程です。
エッチング処理済みのアルミニウム電極箔はほぼ純粋なアルミニウムです。これに溶液中で電圧を加えることで、酸化アルミニウムが形成されます。高電圧の場合、化成処理プロセス内に省電力化工程を導入することにより、電気エネルギーの削減を図ります。

蒸着箔について

喜多方工場ではアルミ電解コンデンサの信頼性向上と静電容量増加に有効な蒸着箔を生産しています。
電極箔に蒸着膜を生成させることで表面の特性をコントロールします。
エッチングによる表面積拡大だけでは実現できない、飛躍的な性能を持つ電極箔の生産にも取り組んでいます。

表面処理技術について

化成について/蒸着箔について

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