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後退時車両直後確認装置向けカメラモジュール「NCM-20-Wシリーズ」を開発

2023/10/10

Press Release

日本ケミコン株式会社
2023年10月10日

 このたび日本ケミコンは、自動車の後退時に発生する事故の防止につながる装置の一部として採用されることを目指したカメラモジュールを開発しました。

 当社では、これまでイメージセンサの光学性能を最大限引き出すためのさまざまな技術を蓄積してきました。その成果を社会へ還元する一環として、義務化が進んでいる後退時車両直後確認装置に採用されることを目指した製品開発を推進してきました。開発では、過酷な使用環境が予想される本用途に対して、これまで培ってきた経験を活かすことで適合する見込みです。このことから採用検討が増加すると考えております。
 生産は、新潟県長岡市のケミコンデバイス株式会社長岡工場(当社100%子会社)で行います。

※後退時車両直後確認装置
 国土交通省より2021年6月29日に道路運送車両の保安基準等の一部を改正する省令案及び道路運送車両の保安基準の細目を定める告示等の一部を改正することが発表されております。 

NCM-20-Wシリーズ
 NCM-20-Wは、後退時車両直後確認装置(たとえば、バックビューモニター)に組み込まれることをコンセプトに、高画素化(従来製品の画素数と比べて2~3倍)と広い視野角を実現しました。さらに、イメージセンサの光学性能を最大限引き出す当社独自のノウハウも投入したことで、自動車の後退時に、鮮明な映像を運転者に提供することができます。これにより周囲の確認が容易になり、運転者のストレス低減や労働時間の削減に貢献いたします。

 2023年10月17日から幕張メッセにて開催される「CEATEC 2023」に参考出展し、鮮明な映像をご覧いただくことによりバックビューモニタシステム開発を支援いたします。
サンプル・量産対応
  • サンプル:2023年12月
  • 量産:2024年3月
概略仕様
有効画素数 (H)1,920×(V)1,080 pixels
出力インターフェイス HD-TVI
フレームレート 30fps MAX
画角 169°(H) / 92.3°(V)/199°(D)
外形サイズ L28.8 mm × W28.8 mm × H36.3mm (ケーブル除く)
防水性
  • 有効画素数およびフレームレートは、今後の市場動向を踏まえ高解像化を予定しております。
  • 本製品は、日本国内基準を満たす装置に採用されることを目指しております。国連WP.29(自動車基準調和世界フォーラム)において、要件を規定した国連協定新規則(UNR158)に対応する装置に組み込みをご希望される場合は、ご相談ください。
製品外観
 NCM-20Wシリーズ
 
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