超小型・薄型ToF(=Time of Flight)測距モジュール 「NCM008-AA」を開発
2022/10/07 RELEASE
Press Release
日本ケミコン株式会社
2022年10月7日
2022年10月7日
このたび日本ケミコンは、組み込み用の超小型・薄型ToFモジュールを開発しました。
当社では、3Dセンシングの需要が期待される無人搬送車(AGV)/自律走行搬送ロボット(AMR)や、非接触インターフェイスの市場で採用されることを目指した製品開発を推進し、組み込み可能なモジュールの開発に成功しました。生産は新潟県長岡市のケミコン長岡株式会社(当社100%子会社)で行います。
NCM008-AA概要
NCM008-AAは、機器への組み込みをコンセプトに、奥行き方向を測ることができる超小型・薄型モジュールです。デプスイメージセンサから出力される高速な測定結果を、MIPI-CSI2インターフェイスにより確実に機器の制御装置へ届けることができます。また、間接ToFデプスイメージセンサに組み合わせて使用する近赤外線波長域の発光源は、レーザー製品の安全基準において、「レーザー機器のクラス」における「クラス1」の判定を受けた回路と合わせて設計され、安全性が第三者機関により確認される見込みです。サンプル対応・量産対応時期
NCM008-AAは2022年10月よりサンプル対応を開始し、2023年3月より量産開始予定です。製品仕様
有効画素数 | 320(H)×240(V) pixels |
サポートイメージサイズ | QVGA(320*240) |
出力フォーマット | RAW 12bit |
出力インターフェイス | MIPI CSI-2 2Lane |
フレームレート | 60fps MAX |
画角 | 55°(H)/40°(V) |
VCSEL 照射範囲 | 60°(H)/45°(V) |
VCSEL 照射波長 | 850nm |
外形サイズ | L 35mm×W 24mm×H 8mm(FPC部除く) |
動作温度 | 0~+40℃ |
対応測距レンジ | 0.4m~2.0m(TBD) |
測距精度 | <3%@400mm(弊社測定環境による) |
製品外観

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